javascriptのパッケージ管理ツールBowerの導入
Bowerとは
BowerはRubyで言うとGemのようなWeb開発向けのパッケージマネージャーです。
JavaScriptだけでなく、ImageやCSSのリソースも管理してくれます。
Bowerを用いることで、プロジェクト毎にjQuery等のリソースを手動でダウンロードして設置する手間が省けます。
さらに、Gemfileのようなプロジェクトに関する設定ファイルを記述することも出来るので、プロジェクトに必要なライブラリが明確に管理できます。
Bowerのインストール
Bowerの利用にはNodeが必要になります。
Node(npm)が利用可能な環境で以下のコマンドでインストールします。
npm install bower -g
使い方
BowerのコマンドはGemに類似しています。
パッケージのインストール
bower install jquery
パッケージの検索
bower search jquery
パッケージの確認
bower info jquery
登録されていないパッケージのインストール
Bowerで利用できるライブラリは基本的にはbower-componentsに登録されている物です。
登録されていない物はリソースを明示的に指定することでインストールが可能になります。
bower install https://github.com/n33/skelJS
もしくは短縮形で
bower install n33/skelJS
Bowerプロジェクトの作成
設定
bowerの設定は以下の2つのファイルで行います。
.bowerrc
{
"directory" : "components",
"json" : "component.json",
"endpoint" : "https://bower.herokuapp.com"
}
- directory: ライブラリをインストールする場所を指定
- json: 参照する設定ファイルの名前
- endpoint: 参照するレポジトリの場所。記述しない場合は https://bower.herokuapp.com が指定される。
component.json
{
"name": "project name",
"version": "0.0.0",
"dependencies": {
"bootstrap": null
}
}
- name: プロジェクト名
- version: バージョン指定、最新バージョンの場合はnull
- dependencies: 依存しているbowerのパッケージ。
インストール
bower install