Dockerをver 1.0にアップグレード
Docker 1.0リリース
Docker 1.0が正式にリリースされました。
“Docker"は本体となるDocker Engine, 自動デプロイや自動ビルドおよびDockerイメージを共有するDocker Hubなどのプラットフォームの総称ということになりました。
今回のリリースにおいて「エンタープライズでの活用に耐え得るものになった」とも述べられており、今後益々の活用が増えると予想されます。
MacにおけるDocker 1.0 へのアップグレード
”Macに正式対応したdocker ver 0.8 のセットアップ“では、ver 0.8 のセットアップを行いましたが、1.0のリリースに合わせてセットアップの方法が若干変更されています。
- boot2dockerの公式インストーラの登場
- Dockerのポート番号がTCP/2375番に変更
今回はMacのdockerを1.0にアップグレードしてみます。
下準備
virtualbox, vagrant をベースに用いているので、更新しておきます。
brew install virtualbox
brew install vagrant
過去バージョンのアンインストール
brew uninstall docker boot2docker
boot2docker をインストール
ver 1.0はhomebrew-caskで管理されているため、brew cask install
コマンドを用います。
brew cask install boot2docker
環境変数の登録(変更)
dockerクライアント用に環境変数DOCKER_HOSTを設定します。
ポート番号がTCP/2375番に変更されているので、対応します。
-export DOCKER_HOST=tcp://
+export DOCKER_HOST=tcp://127.0.0.1:2375
boot2dockerコマンドでのアップグレード
以前のバージョンをアンインストールし、boot2docker download
コマンドで最新のISOイメージを取得し、更新を行います。
boot2docker delete
boot2docker download
boot2docker up
バージョン確認
これでdocker ver 1.0にアップグレード出来ました。
Client version: 1.0.0
Client API version: 1.12
Go version (client): go1.2.1
Git commit (client): 63fe64c
Server version: 1.0.0
Server API version: 1.12
Go version (server): go1.2.1
Git commit (server): 63fe64c